「豊後南画」の潮流を生みだした田能村竹田。竹田以降の多くの南画家が彼に憧れ、彼に学ぼうとしました。田能村竹田は中国に由来する正統的南宗画法に基づき、自らの絵画表現を追及しましたが、その姿勢は帆足杏雨や田能村直入をはじめとする豊後国出身の南画家たちにも継承されていきました。ある意味、時代の流れに反し、独自の地域性をもってそのスタイルは継承され「豊後南画」という用語が使われるようになりました。
開館一周年記念として、本展では国指定重要文化財の竹田絵画の名品を生誕地にて「里帰り展示」するとともに、帆足杏雨から草刈樵谷まで竹田に学んだ形跡の証である「臨模作品」をはじめとして、地域性豊かに発展した「豊後南画」の特徴を紹介します。
開催期間
2021年10月23日(土曜日)~12月12日(日曜日)
【国指定重要文化財公開期間】
「稲川舟遊図」10月23日~11月17日
「暗香疎影図」11月19日~12月12日
開催時間
9:00~17:00※最終入館は16:30
休館日
木曜日
観覧料
高校生以上 500円(400円)
小中学生 300円(200円)
65歳以上 250円
幼稚園以下・各種障害者手帳提示者(付添1名含む)無料
※上記金額で国指定史跡「旧竹田荘」も見学できます
※()は団体料金、20名以上
※城下町パスポート「城下町文化施設共通観覧利用券」で観覧できます