第14回 千年あかり

重要伝統的建造物群保存地区「豆田町」に約30,000灯の竹灯篭が並べられる、秋の祭典「千年あかり」が、11月9日(金)~11日(日)に「日田天領まつり」に合わせ、開催されます。

花月川や重要伝統的建造物群保存地区に指定されている豆田町周辺を、約30,000灯の竹灯籠が幻想的に彩ります。煌びやかな灯りが包む中道では、昼間とまた違った夜の町歩きを楽しむことができます。是非、幻想的な小京都へ、秋を感じにいらっしゃいませんか?

開催日時:平成30年11月9日(金)~11日(日)
開催時間:16:30~21:00
開催会場:豆田町 花月川周辺
お問合せ:0973-22-2036(日田市観光協会)

\  「弘前ねぷた」運行決定‼ /
昨年、九州北部豪雨災害からの復興を記念する青森県弘前市の有志によって運行していただいた「弘前ねぷた」により、復興に向けた勇気と感動をいただきました。
そして、なんと、今年も来て頂けることになりました‼
艶やかでもあり、ダイナミックでもある「弘前ねぷた」を日田のお祭りと共にぜひお楽しみください。

<弘前ねぷたの運行予定日時>
平成30年11月10日(土)18:00~20:30頃
平成30年11月11日(日)10:00~11:00頃
※注意:11月11日(日)の夜は運行しません。

\ 天瀬にお泊りの方&検討中の方へ /
▶▶千年あかり送迎バス運行あります‼ (予約要)
運行日|平成30年11月10日(土)・11日(日)
時 間|<出発> 19:30 天瀬発~各宿へお迎え~日田
<戻り>21:30 日田発~各宿へ
料 金|大人800円、小学生以下500円 →各旅館でお支払い

\ JR臨時便が出ます!/
千年あかり開催に合わせて、11/10(土)&11(日)にJR臨時便がでます!
日田からの帰りの時間が充実しますので、ぜひ心ゆくまでお祭りをお楽しみください♪
★日田 20:36発(大分行き)
★日田 20:46発(久留米行き)
★日田  21:57発(久留米行き)
★日田 22:20発(豊後森行き)

【千年あかりのルーツをたどる】


「千年あかり」のきっかけは里山保全でした。市内岳林寺裏の市指定保存樹林に侵入してきた竹によって、日田の広葉樹林の里山が破壊されていくのを助けようと、日田市民環境会議「水と森部会」の人々が竹の伐採をしていました。
そして、この環境保全活動は、その伐採した後の竹を利用した「竹灯籠」を思いついた豆田町の人々が立役者となり、秋の祭典「千年あかり」として親しまれるようになりました。

「千年あかり」は今年で14回目を迎えます。竹灯篭の数は当初の20,000本から30,000本へと増え、伐採後、イベントへ向けた準備には、豆田町の方々はじめ市内の民間企業やボランティア団体など何百もの方が支えています。
豆田町や花月川沿いに広がる30,000の灯り。この幻想的な風景には、それだけ日田の自然を愛するたくさんの方の想いが灯っているのです。

【大分三大竹灯り】
大分県は日本でも有数の竹工芸が盛んな地域です。しかし、近年の竹の需要の減少が問題として突きつけられているのが背景にあります。そのような中で日田・臼杵・竹田においては町の人々の想いが、この課題をまちづくりに活かした「竹灯り」という形で一つとなり、今では大分県の「秋の風物詩」として確固たるものとなっています。

「大分三大竹灯り」とは、日田市の「千年あかり」、臼杵市の「うすき竹宵(たけよひ)」、そして竹田市の「たけた竹灯籠 竹楽(ちくらく)」の三つを指しています。秋の行楽に、日田市の「千年あかり」をはじめとした「大分三大竹灯り」を巡ってみませんか?

【うすき竹宵(たけよい)】
竹宵は、臼杵石仏を創らせたという土地の豪族・真名野長者の美しい娘・般若姫の霊が、都から「玉絵箱」と共に帰ってくる夜道を明るく照らしたという伝説に基づいています。竹ぼんぼりと趣向を凝らしたオブジェの灯りが並び、幻想的な世界が広がります。

また、真名長者伝説「般若姫行列」は、長者夫妻と玉絵姫が待つ臼杵へ都から「玉絵箱」とともに帰ってきた般若姫の御霊の里帰りしたという伝説を再現した行事です。 ほのかな竹ぼんぼりのあかりが灯るなか、そして小五郎、玉津姫、玉絵姫、そして大勢の里人たちが待ち受ける中、臼杵の港に都から「玉絵箱」と般若姫の御霊を載せた船が到着していきます。

【たけた竹灯籠「竹楽(ちくらく)」】
城下町に秋風が訪れる頃行われる、たけた竹灯籠「竹楽(ちくらく)」。開催当初は3,000本の竹灯籠から始まり、それが今では、2万本の竹灯籠が城下町一円に立ち並ぶようになり、今年で17年目をむかえます。竹田の夜を彩る3日間、幽玄の世界をご堪能頂けます!

竹田市には、日本古来より存在するマタケ・ハチクと、 中国から350年前に日本に導入されたモウソウチク等の竹資源が豊富に自生しています。竹は古来より建築材料や調度品、日用雑貨等に使用され、又、食用としても日本人になじみの深い存在だったそう。 しかし近年、竹の需要は激減し、それに連れ竹林の荒廃も加速度的に進んでいます。
そんな状況下、竹田市観光協会(当時)がこの現状を改善し、併せて観光浮揚策の一環として2000年より竹灯籠による町並みのライトアップを企画しました。元来竹田市は岡藩7万石の城下町として栄え、市街地には武家屋敷や古刹が点在し、情緒在る風景を今に伝えています。特に、今回竹楽のメイン会場となる歴史の道周辺は町並みも環境も整備され、竹の灯に揺れるその様は訪れる人を 幽玄の世界に誘うことでしょう。

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