朝倉文夫愛用の茶道具を展示「朝倉文夫おおいた大茶会展」

第14回大分アジア彫刻展の特別企画として、台東区立朝倉彫塑館所蔵の朝倉文夫愛用の茶道具を、11月24日(土)まで豊後大野市役所1階市民ロビーに展示しています。

豊後大野市出身の彫塑家、朝倉文夫は「趣味人 朝倉文夫」としての一面も持つこともよく知られています。少年時代から早熟の才能を示した「囲碁」、「俳句」。中学時代の「生け花」。上京後の「三味線」、「東洋蘭」、「演劇鑑賞」。昭和期に入った頃からの「釣り」、「建築」、「造園」。さらに、「ガラス器」、「根付」、「竹工芸品」、「陶磁器」などは、手にして愛玩できる触覚に訴えるものを好み、職人の手業を尊敬しつつ、独自の審美眼で収集していました。ただ、「茶道」については具体的に何流を学んだ等のことは明確ではありません。しかし、多数の茶器を遺しており、茶杓、茶杓入れなどを自ら制作しています。

本展は、第14回大分アジア彫刻展が、「おおいた大茶会」をテーマに掲げる「第33回国民文化祭・おおいた2018」及び「第18回全国障害者芸術・文化祭おおいた大会」と同時期に開催されることから、その特別企画として実施します。台東区立朝倉彫塑館の御協力を得て、「おおいた大茶会」にふさわしく、同館の所有する朝倉文夫の「茶道」に関するコレクションの中から朝倉手作りの茶杓など20点を展示、紹介します。ぜひ、ご覧ください。

会期:2018年11月10日~2018年11月24日(土曜日) 8時30分~22時  ※最終日は15時まで
会場:豊後大野市役所 1階市民ロビー (豊後大野市三重町市場1200番地)

主催:大分アジア彫刻展実行委員会、大分県、豊後大野市
後援:文化庁、大分県民芸術文化祭実行委員会、大分合同新聞社、大分県芸術文化振興会議、NHK大分放送局、
OBS大分放送、TOSテレビ大分、OAB大分朝日放送、エフエム大分、大分ケーブルテレコム株式会社
協賛:佐伯印刷株式会社、株式会社大分銀行、APU立命館アジア太平洋大学
助成:文化庁(平成30年度 文化庁 文化芸術創造拠点形成事業)、公益財団法人 朝日新聞文化財団
認定:公益社団法人 企業メセナ協議会
協力:台東区立朝倉彫塑館