川瀬巴水 旅と郷愁の風景
大正から昭和にかけて活躍した版画家・川瀬巴水(1883-1957)の回顧展です。巴水は、日本全国を旅し、天候、四季や時刻の表情を大切にした郷愁を誘う、かつて日本のどこにでもあった風景を、浮世絵の伝統を引き継ぐ技法の木版画で描き続けました。
巴水の版画制作を支えた版元の渡邊庄三郎は、海外にも通用する木版「美」の構築を目指して、絵師・彫師・摺師の共同作業による浮世絵の技術をより高度に進化させ、西洋画の技法や色彩を取り入れ、当時としてはモダンな感覚や画家の個性を引き立てた「新版画」を推進します。その背景には、欧米の機械印刷や写真の登場による浮世絵版画の衰退がありました。
本展は、「昭和の広重」とも称された巴水の初期から晩年までの木版画作品の中から、まとめて見る機会の少ない連作を中心に構成し、ノスタルジックな日本風景版画の世界に誘います。
会期 | 令和4年1月7日(金曜日)から2月20日(日曜日)まで |
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開館時間 | 午前10時から午後6時まで(入館は午後5時30分まで) |
休館日 | 令和4年1月11日(火曜日)、17日(月曜日)、24日(月曜日)、31日(月曜日)、2月14日(月曜日) |
観覧料 | 一般1,000円(800円)、高大生700円(500円)中学生以下は無料
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